思考盗聴被害者の方へ

思考盗聴被害者の方へ

目次

「統合失調症」の基礎的な知識を身につけましょう


まず統合失調症の基礎的な知識を身につけましょう。
やみくもに被害を訴えていても、統合失調症と判断されるだけです。
私たち思考盗聴被害者は、まず世間一般には統合失調症患者として扱われます。
そのため、統合失調症についての理解を深め、そのような病気ではなく、
事実として被害を受けているということを、いかに説得力をもって伝えていくかということを考えなくてはいけません。

■「統合失調症」の症状
統合失調症の妄想症状には下記のようなものがあります(Wikipediaより引用)

思考内容の障害(妄想)
客観的に見てありえないことを事実だと信じること。妄想には以下のように分類される。

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また、上記の妄想に質的に似ているが、程度が軽く患者自身もその非合理性にわずかに気づいているものを「 - 念慮(被害念慮、注察念慮)」という。


■統合失調症の精神薬理について
ドーパミン仮説というものがあります。脳内ドーパミンの過活動ないしドーパミンに対する過感受性により精神症状が現れるという説です。
  • アンフェタミン精神病
    ドーパミンの放出↑ → 精神症状↑
  • 抗精神病薬
    ドーパミン受容体↑ → 精神症状↓
  • つまり、統合失調症が起こる仮説としてドーパミンの過剰が挙げられます。
    そしてそのドーパミンの過剰を抑えるために、抗精神薬が投与されます。

■幻聴でも脳は音を聴いている?
幻聴があるときの脳の状態をfMRIで調べたところ、
実際に脳の優位半球の一次聴覚野が活性化していたという研究があります。
  • Dierks, T., Linden, D.E., Jandl, M., Formisano, E.,Goebel, R.,
    Lanfermann, H., & Singer, W. (1999).Activation of Heschl?s gyrus during auditory hallucinations. Neuron, 22, 615-621.
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10197540

■幻聴は自分の声?
  • 浅井 智久, 丹野 義彦, "声の中の自己と他者 ──幻聴の自己モニタリング仮説──",
    The Japanese Journal of Psychology, 2010, Vol. 81, No. 3, pp. 247-261
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/81/3/81_3_247/_pdf
    • 幻聴は脳の自己モニタリング作動が正常に起動していないという説です。幻聴というのは自分の声に過ぎないのだが、脳の自己モニタリング作用がうまく働いていないため、自分の声を自分の声だと判断できず、他者の声だと判断してしまうということだと思われます。

■関連リンク
その他、ご自分で検索して頂ければ、多く参考資料が見つかると思います。

■関連資料
  • 書籍
    • 笠原 嘉, 精神病, 岩波新書, 1998
    • 笠原 嘉, 青年期―精神病理学から, 中公新書, 1977
    • 岡田尊司, 統合失調症, PHP新書, 2010
    • シルヴィア・ナサー, ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と軌跡, 新潮社, 2002
    • 無藤 隆, 遠藤 由美, 玉瀬 耕治, 森 敏昭, 心理学, 有斐閣, 2004
    • 黒川昭登, 上田三枝子, 幻聴・不安の心理治療 : 人間的理解の必要性, 朱鷺書房, 2000
    • 石垣琢麿, 幻聴と妄想の認知臨床心理学 : 精神疾患への症状別アプローチ, 東京大学出版会, 2001
  • 映画
    • ビューティフル・マインド
    • 路上のソリスト
    • シャイン
    • アイデンティティー

あなたは思考盗聴被害者or統合失調症患者?

 私は、思考盗聴を訴えている方には2種類の方がいらっしゃると思います。
 一つは統合失調症の方。
 もう一つは本当に思考盗聴の被害に合っている方。
 これについては、私はまだ、両者を区別する方法がわかりません。
 
 なので、思考盗聴と統合失調症の両方の可能性を、
 考慮に入れておき、きちんと病院にかかられた方がよろしいと思われます。

 また、統合失調症でない、という証拠を集めるのが良いと思われます。
 どのように、といわれますと難しいのですが。
 例えば、ある場所や場面では必ず声が聴こえない、など、
 自分自身にしかわからないものなので、他者に対しての立証にはあまり
 ならないかもしらませんが、色々模索してみるといいかもしれません。

 また思考盗聴であるという確信があるのであれば、
 思考盗聴被害者の会がありますので(もし既にご存じでしたらすみません)
 そこに入会してみるのもよいと思われます。

(2012年11月9日および2013年3月2日追記)
下記の3つの方法で区別できないかと思い、一応追記

○顎を大きく開き、「キーンという」という耳鳴り音がしないか確かめる
 
 顎を可能な限り大きく開くと、「キーン」という耳鳴り音がしないでしょうか。
 (どこに行っても。恒常的に。)
 特に閉所や室内だと大きく聴こえると思います(エレベータなど)。
 これが思考盗聴(音声送信)被害者の特徴になりうるのではないかと現在考えています。

○耳鳴り音を加害側に鳴らさせる
 
 加害側は簡単に耳鳴り音を発生させることができる機械を使用している
 ようなので、加害側を挑発して耳鳴り音を鳴らせるかどうか試してみましょう。
 「耳鳴りを鳴らせられるなら鳴らしてみろ」など。

○声が聞こえている方角が特定でないか確認する
 
 声が聴こえてくる方角がないでしょうか?
 仮に幻聴であるのならば、自分の頭や体をどのように向けても、
 声が聴こえてくる方向は変わらないはずです。
 しかし、音声送信の場合、声が聴こえてくる方角があり、
 自分の頭や体の向きを変えた場合に、聴こえてくる方向が変ると思われます。
 つまり、声が聴こえてくる方向は、自分基準「左右上下」ではなく、
 方角基準「東西南北」です。
 (「声が聴こえてくる方向」というのはなかなか確認しづらいですが。)
 
 たとえばいま、右からAの声が聞こえ、左からBの声が聞こえているとしましょう。
 体の向きを逆にしてみてください(後ろを向く)
 今度は、右からはBの声が聞こえ、左からはAの声が聞こえないでしょうか?

統合失調症でない理由について

私は上記に挙げた、全ての知見や学術的研究があることを前提としても、思考盗聴および音声送信は実在すると考えています。統合失調症については非常に多くの研究が行われており、また世間での認知度も大きなものです。しかしそのことが逆に大きな受け皿となってしまい、テクノロジー犯罪被害者は統合失調症患者としか見られておりません。

テクノロジー犯罪被害者が統合失調症患者だと判断されてしまうパターンは大体下記のようなものだと思われます。

0. 思考盗聴&音声送信の被害が始まる

1. 被害者はパニック状態に陥る。混乱の最中で疑心暗鬼になる。
(まるで「世にも奇妙な物語」の世界に投げ込まれたようです。)

  • 周りを疑う(疑えるものは何でも疑いやすいです)
  • 自己関連付けを行います(何でも自分に関連していると思い込みます)
    • 例:「テレビ番組が自分の事を言っている。」
      • なぜこのような非現実的なことを思ってしまうかというと、「思考盗聴および音声送信という非現実的な事が実際に起きているのだから、その他に別の非現実的なこと(例:テレビ番組が自分のことを言っている)が実際に起きていてもおかしくはないのではないか。」と考えるためです。

2. 加害側はそのような妄想を否定せず、むしろ助長します。

3. 思考盗聴および音声送信とそのような妄想をセットで周りに話すことで、周りからは統合失調症患者と判断されやすくなります。

上記のような過程から、思考盗聴および音声送信は実在していたとしても、
そこから自己関連付けを行なって思い込みや妄想が進んでしまうことで、
結局周りから統合失調症患者として扱われやすくなります。
(といいつつも、思考盗聴や音声送信についての被害だけを話したとしても、
 それはそれで統合失調症患者として扱われてしまうのですが)


「舞台設定」に注意しましょう

上項で述べたとおり、加害側は私たちの思い込みや自己関連付けを助長してきます。
ときに彼らは舞台のうえの役者のように私たちが与えた役割を演じます。

具体的に説明すると、
こちらが頭の中で加害側に狙われた理由を考えた際、
(例:FBIに狙われたのではないか?等)
相手はこちらの考えたことがわかりますので、
そのような想像や思い込みを助長してきます。
(例:FBIであるかのように振る舞う・演技する)

そのようなことをする理由としては、下記のようなものが考えられます。

・からかいのため
・被害者を統合失調症患者と見分けがつかないようにするため
・(正体を隠ぺいするのため)

特に一般の方々には、そのような想像は、
非常に荒唐無稽に思われますので、
統合失調症であると思われやすくなります。

  • 最終更新:2014-12-18 07:28:09

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